美来は上層部に、怜人が状況を理解したことを報告していた。

 

上層部の女は「従順な避難民しかいない区画だったから良かったものの、彼らの存在が公になったら面倒だわ。それでメイティングの方は?」と美来に訊く。

 

それに「そんな気になれない・・・と、まだ開始しておりません」と美来は正直に報告した。

 

すると女は「愚か者!そんな言葉を真に受けてどうするのです!性的不能でも同性愛者でもないのですから、自分の仕事が何なのか、何のためにいるのかよく思い出しなさい!」と捲くし立てた。
終末のハーレム

 

 

その日の夜。

怜人はベッドで横になりながら、夜空を見上げていた。

 

せっかく病気が治ったのに、絵理沙が行方不明だなんて。

「絵理沙・・・会いたい」
終末のハーレム

 

そんなやるせない気持ちを持て余してしまっていた。

 

 

その時、いきなり入り口のドアが開いてシースルーのネグリジェを着た美来が入ってきた。
終末のハーレム

 

「こんな夜中にどうしたんですか?っていうか、その格好」

と怜人が訊くのにも答えず、淡々と服を脱いで裸になった。
終末のハーレム

 

 

そしてベッドの端に逃げる彼に迫り、「怜人様をお慰めするために参りました」と言った。
終末のハーレム

 

彼が「待って」と言うのも無視して、そのまま覆い被さるようにキスをした。
終末のハーレム

 

 

考察・感想

2話はほぼ怜人のための説明だった。

ただ、もちろんSFエロ漫画でもあるのだから当然だろうが、まひるの服装がとんでもなくエロいのが気になった。

雰囲気からして、まだ5年前の怜人にも追いついてなさそうな年齢っぽいが、それにしてはかなり攻めた服装だ。

それと美来が担当官に選ばれた理由だ。

絵理沙に似ているという理由以外にも、何かありそうな気がするし、絵理沙が失踪した理由も知っていそうな気配もする。

MKウイルスが人工的に作られた可能性があるというのは後々出てくるが、美来もそれに気付いているのかも知れない。

 

 

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