その後、音楽室でピアノを触っていると、いつもとは違うミニスカートの先生が入ってきた。
少し恥ずかしそうに目を逸らしながら、昨夜は遅い時間にごめんねと謝ってくるので、土井もしどろもどろになりながら謝り返す。
すると、彼のおでこに絆創膏が貼ってあるのに気付き、心配そうな顔でそっと剥がして、痛いかどうか訊いてきた。
土井は平気な顔をして笑って見せるが、先生は一瞬何かを考え
「痛くなくなるように、おまじないしてあげるね」
と言いながら、おでこに顔を近づける。
親猫が子猫を舐めてあげるように、労わるような舌使いで先生は彼の赤くなったおでこに舌を這わせていく。
ペロペロと舐め取った最後に「ちゅっ」とキスをして仕上げた。
土井がまたドキドキしていると、先生は背中を向けながら訊いてきた。
「昨夜のこと、嫌じゃなかった・・・?」
「驚きはしましたけど・・・先生とああなって、嬉しかったです」
その言葉が本当かどうか念を押すように
「本当?」
と訊く先生に
「本当です」とはっきり答える土井。
すると、先生がおもむろに近づいてきた。
「昨日から、少し痛いところがあるの・・・」と言われて、土井はすぐに股間に目線をやってしまうが、処女じゃなかった彼女の痛いところはそこじゃなく、彼のことを考えると胸が締め付けられるように痛くなるのだった。
「先生にも、痛くなくなるおまじないしてくれない?」
そう言って、フロントホックのブラを外して彼に患部を見せる。
土井は希望通りに、乳首に吸いついて痛みを和らげてあげようとする。
先生の巨乳を下から持ち上げながら、舌先で乳首をこねくり回し、一つも余さず痛みを吸い出そうと執拗に吸い続ける。
堪らず先生は甘い声を出し、足がピンと跳ね上がってしまう。
「音楽室でなんて、なんだか悪いことしてるみたいね」
悪いことを企む悪女のような表情で言う先生と、今度はまだ明るいうちの校内で二回目をする土井だった。
カレンは自室にいた。
パンツ一丁でストレッチをしながら、上司にナンバー3の初メイティングが予定通り行なわれたことを報告していた。
しかし上司は、ここまで環境を整える必要が本当にあったのかどうか、まだ疑問に思っていた。
それにカレンは改めて答えた。
「男性は金や権力で女を抱いても自信がつかないんですよ!それに、この学校の女の子たちは翔太様を世界でたった一人の男と思ってるから、これからもっと凄いことになりますよ!」と。
納得したのかしていないのか、上司は結果を出せばいいと言って通信を切った。
溜息をついたカレンは、怜人と火野の画像を出して宣言した。
「あなたたちには負けませんよ~!BANG!」
考察・感想
土井に興味を持っている女性が集められたのもあるが、彼しか男がいないと思わされているせいで、彼の貴重度が跳ね上がって好感を増大させているようだ。
こうして男とメイティングさせてもらえる環境にいるのだから恵まれている方だろうが、全世界で怜人の存在を知らないのが彼女たちだけと言うのは、いいのか悪いのか。
逆に、土井を知っているのは彼女たちだけなので、どっちがタイプかという話になりそうだ。
それにしても、カレンの上司は毎回裸で報告してくることに何も言わないのだろうか。