身体測定が終わった翌日、彼は連れてきて欲しいと頼んだ相手が見つかったことを知らされ、その相手がいる場所にカレンに案内されていた。
その場所は男子トイレで、ドアを開けるとここの制服を着たエリカが似合わないトイレ掃除をしているところだった。
この学校で清掃のバイトをし始めたらしいエリカに久しぶりと嫌な笑みを零して挨拶する土井。
しかし彼女は敵意をむき出して「ドジイ」と、自分たちがつけたいじめるためのあだ名で呼んだ。
だが彼も言われっぱなしではおらず、年齢的に制服姿に無理があることを指摘してやり返した。それでまた彼女はドジイとバカにするが、カレンに一言忠告されると黙らざるを得なかった。
カレンが出て行き二人きりになると、彼はつかつかと近寄ってバケツを手に取り、中に入っていた水を躊躇いなく浴びせた。
そして彼女がまたドジイと呼ぼうとすると、憎しみに満ちた怒りの形相でその名前で呼ぶなと凄んだ。
彼に近づかれて犯されると思った彼女は舌を噛み千切るぞと拒否するが、女の子が妊娠すればいい暮らしを約束されていることを理解している彼は、かつてのいじめっ子をそんなおいしい目にあわせるつもりはなかった。
だから犯して屈辱を与えるのではなく、エリカの彼氏につけられたタバコの焼痕を舐めさせるつもりでズボンを脱ぎ、太ももの傷を見せた。
彼女は拒否して顔を背けるが、もしカレンに密告されれば命さえ危ないと知った今、恐怖で体が震えていた。
そして仕方なくあの頃と完全に立場が逆転しまったのを受け入れ、彼の奴隷に成り下がったのだった。
教室では、カレンがクラスの女の子たちに注意していた。
土井の第一夫人第二夫人に選ばれようとする必死さが感じられないし、彼に気に入られるかどうかで今後の人生の序列まで決まるんだと忠告してから、もっと常識にとらわれずに学園生活を楽しもうと締め括った。
終末のハーレムの考察と感想
負の感情で会いたい人を願うところまで落ちてきた土井。それが自分の首を絞めるところまできて、結果的に拉致に繋がるのだろうか。
恵まれなかった人生なのは同情できるし、復讐に駆られる気持ちは分かるが、元々秘めていた嗜虐性に見える。