彼女が屋上に行くと、彼は交換条件の内容を改めて話した。
抱かれる代わりに今後仕事が得られるようにUWに口添えするというものだ。
改めて聞かされた彼女はホッと胸を撫で下ろす気持ちで寮に戻ってからしようと言いかけた時、女の子たちが屋上に上がってきた。
「来た来た。じゃあ、さっそく始めようか」
女の子数人は彼が呼んだらしく、それが来た途端に彼は星野の肩を掴んで引き寄せ、
「僕はここでしたいんだよ」と、薄気味悪い笑みを漏らしながら答えた。
その時彼女は、彼がいじめられていたにも関わらず、彼がいじめられている横で昼食を摂った事を思い出した。
彼は数人の女の子たちによく見るよう言い、仕事の件を嵩に来て星野に迫る。
彼女は自業自得と思ったのか、諦めて下着を脱ぎ始め、年下の同級生たちに見られながら全裸になった。
彼はすぐに遠慮なく彼女の胸に手を伸ばし、ソフトタッチで揉みしだいた。
すると彼女は「あっ!!」と思わず叫び、その場にくずおれてしまう。
全く触られ慣れていない初心な反応を見て彼はまたいやらしく口角を上げ、遠慮なく処女だったんだねと言葉をかけた。
彼女は屈辱と恥ずかしさで何も言い返せず、涙を流してじっと耐えるしかできなかった。
彼は完全にゲスな本性を現してから、いじめられ続けた鬱憤を彼女にぶつけるように、かつての同級生の乳首を舐め始めた。
カレンはいつもと同じようにストレッチをしながら、土井が星野とメイティングしたことを報告し、これで6人目になったことに上司は満足気だった。
カレンはゆず先生がどうしているか気になって訊いてみると、順調よと上司は答えた。
先生のようにメイティングが成功した女性をどんどん送りなさいと上司は指示し、カレンは研究所をこっちに作ればどうかと言うが、そう簡単に作れるものではなかった。
それとは別にナンバー2がどんな様子なのかも気になっていたが、それはUW内でも彼の処遇を考え直さなければならない状況になりつつあるようだった。
終末のハーレムの考察と感想
土井のトラウマを刺激しながら、確実に乗り越えさせるカレンの作戦がついに当時の人間関係にまで及んできた。
好き勝手に生きてきた彼女の自尊心を奪うことで、彼の復讐欲や支配欲を刺激しているのか。
女の子同士の絆が意外に強いのも驚きだ。
ゆず先生は妊娠しているようだ。それを土井に伝えない理由がまだ分からないが、希望を持たせないようにしてマインドコントロールをしているのだろうか。